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読み物・エッセー : ペルーのおはなし その7 食べる
投稿者: admin 投稿日時: 2007-1-15 19:30:27 (947 ヒット)

その7 食べる

世界の「豊かではない」国々を旅してくると、食べ物で苦労することが多い。
簡単に一般化はできないけど、食べ物でひどい目にあったのは、まずアフリカだ。アフリカは2回経験した。
東アフリカのマラウイ、タンザニア、ケニア。もう一度はモロッコ。両方ともひどかった。
うまいと思って食うものがない。「これは食えるんだ」と言い聞かせて食うことが多かった。

次にひどいのは南米だ。
国際便がある首都では、外国人を専門にするホテルやレストランがあり、ここでは英語も通じるし、
うまいものが出てくるが、それはバックパッカーにとっては目ん玉が飛び出すほど高い。
1日10ドル以下でまかなおうと思うのに1食で30ドルとか50ドルとか。
マラウイなどは首都も田舎だから、レストランもない。食事は屋台のゆで卵に塩とパン、みたいになった。

トルコは田舎でもうまい。洗練された料理が多かった。
ヨーロッパの半分を支配したような国だから料理の文化が根付いているのだろうか。

南米は、洗練されていない、といえるだろう。
ペルーは、広大な国土があり、アマゾンの熱帯雨林から、温暖な高原、砂漠まであり、太平洋に面している。
農産物や魚介類は、種類も量も豊富で、安い。食材はあるのに、料理は発達しなかったのだ。

ペルーの山はすばらしいのだが、毎年食べ物で苦労してきた。毎日まっとうに食えるものがない。
だから台所付きのホテルは必要不可欠だ。それでもワラスHuarazの街では、年々うまい店が増えている。
毎年、「この店ではいいものがでる」というところをチェックしてなじみにしていくのだ。
去年は、その特徴を改めて確信した。うまい店の特徴というのは「中国人の店」である。

この地域では鶏の生産が盛んだ。それを専門にするレストランが並び、1羽丸ごと、半分、1/4、というように注文する。
これにポテトをつけて食べさせるのだが、食事時になると満員となる店と、閑古鳥が鳴く店とが歴然とする。
昼食時にハンバーガーで流行る店もできた。中華料理で流行る店も見つけた。
それらはいずれも中国人が開いたのだった。現地の人もうまいと感じ、ひいきにするわけだ。
味覚は日本人と共通するのだ。それでも日本と比べるとレベルは高くない。
日本の標準レベルのラーメン屋が進出したら流行るだろう。

ハンバーガーはうまいが、現地ではあまり人気がなく、夕方の限られた時間しか営業しない。スパゲッティーはない。
首都のリマにはハンバーガーもスパゲッティーもあるし、中華料理も結構うまい。

ワラスは標高3000mだから熱を通すことがうまくいかないので、料理人に熱意がわかないのか。
外国からのツーリストを増やすつもりなら、うまい料理を作れることが必要だ。
中国人にがんばってほしい分野だ。

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