メインメニュー


山行報告


よみもの


読み物・エッセー : ペルーのおはなし その9 釣り
投稿者: admin 投稿日時: 2007-1-6 16:43:13 (884 ヒット)

その9 釣り

ペルーのおはなし その9 釣り

ワラスのmercadoメルカド(市場)では魚介類も並べられている。
最近では海岸の街から冷凍されたマグロなども届くようになっている。
私は詳しくないので、旨そうに見えるものを買って天ぷらにして見たがひどいことになった。

分かるもので目につくのはマスだ。ワラスの人たちはごく最近、「マス」という魚があるのを知ったらしい。
サンタ川に沿って、大規模で近代的な養魚場が作られている。
安く、豊富に供給されるので、庶民の食卓に乗るようになってきた。

野生のものは、ヨーロッパ人が持ち込んで放流したらしいのが、いくつかの沢や湖に生き延びている。
本流のサンタ川にはいないようだ。去年までは、「釣れそうだ」と聞けば竿を出して試してきた。
「釣れる」ところは限られていて、サンタクルースの谷には、いる。でもポイントは2つしかない。
入り口のカシャパンパにあるアリエロ、アキレスの庭の池と、湖の流れ出しの前後50mくらいの部分で、
他のところでは15cmくらいの小物しか釣れない。

一度だけヨーロッパ人がルアーを振っているのを見たことがある。地元の人は原始的な仕掛けで釣っている。
2mの木の枝に太い糸と針をつけて金釘のような重りをつけてミミズで釣っている。時々は釣れるらしい。
アキレスは、投網を使うという反則技で根こそぎとることがある。

隣のヤンガヌコの谷では、大きなマスが群泳しているのが見える。
ここは観光客が多く、管理も厳しいので釣る人はいない。
本来は両方とも「ワスカラン国立公園」内だから、サンタクルースでもほんとは釣りは禁止なのだ。

トレッキングのルートでは、南側のHuayhuashワイワシュ山群をぐるりと一周するルートで次々と湖が現れ、
釣れるのだという。いつか機会を見つけて行ってみたいものだ。

情報を集めれば、他にも釣れるところはあるに違いない。昨年行った時に見た光景は、強烈なものだった。
Cashanカシャンで高度順化をしようと、少しずつ高度を上げていった。湖の畔にテントを張る。
二つ目の湖だった。遠くから見ると直径100mほどの湖の中央が渦を巻くように波立っていた。
勢いよく地下から水が噴き出しているのかと思っていると、それは大きなマスの群泳であった。
渓流竿の道糸を継ぎ足してえさを投げるがまるで届かなかった。
湖ではルアーでないとだめだと思って今年はそれを持って行った。
でも私にはルアーの経験がなく、少し心配だったのだが、初めてにしては、十分な成績だった。
次には知識も得た上で、じっくりと楽しんでやろう。なんだかハマってしまいそうだ。

日本の沢登りでも、イワナが釣れない沢には行かない、と言うやつもいるくらいだ。
トレッキングと釣りの組み合わせは、もっとポピュラーになるかも知れない。
氷河の山の麓で、塩焼き、ムニエル、刺身となれば、とんでもなくぜいたくな山旅になるだろう。
「絵」になるね。

印刷用ページ このニュースを友達に送る
投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。
投稿者 スレッド


Copyright(c) 1997-2003 OCEAN-NET All Rights Reserved.
Powered by PHP + MySQL + Apache + Xoops2