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山行報告


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読み物・エッセー : ペルーのお話 その10 ものの値段
投稿者: admin 投稿日時: 2007-1-6 16:31:36 (836 ヒット)

その10 ものの値段

ペルーのお話 その10 ものの値段

生活物資は日本に比べるととても安い。
とはいえ、それは食材とか人件費であって、工業製品、たとえば衣類や機械類などはさほどには安くない。

ペルーの貿易関連の調べごとをしていて、衣類が禁輸品目の一つになっていることを知る。
ペルーに外国製の衣類を持ち込んで売ることを禁じているのだ。
国内の産業保護を目的としているのだろうが、総じてセンスが悪く、粗悪品が多い。値段は日本の半分くらい。
靴は手縫いのしっかりしたものがある。安いけど買ったことがないので何とも言えない。

メルカドで買い物をすると、野菜などではいくら買ってもただみたいな値段だから、普通の買い物で
100円を使うことがない。日本の20分の1くらいか。肉類はたいていキロ単位で売る。
200gでいいんだ、などと言って売ってもらうのに何か後ろめたいような気分がする。
いいところだけ切り取ってもらった豚肉が、500gで300円というところだ。
魚屋で、大きなマグロの切り身を刺身用に切り取って400gくらいか、200円。
こういうものは日本の10分の1で買える。

山の道具類を借りようとすれば一律に高い。
テント、ピッケル、アイゼン、ハーネスなど、簡単な山に登るための基本装備は、それぞれ一日2ドルほどの値段が付く。
バーナーヘッドのようなものでもかなり旧式で重いやつが、やはり2ドルだ。
登攀具で、ヌンチャクやスクリューなども、良好とは言えないものが並べられる。

ポルテアドール(ポーター)は、1日25ドルで雇える。ロープを使い、氷河を歩き、調理もする。
彼らは山の情報を共有しいるので、最後のアタックを除くとガイドでもある。
平地で荷物を運ぶだけのポーターは1日10ドルである。10ドル払うならブーロ(ろば)を雇う方がよい。
一匹が20kgくらい運び、アリエロ(ろばひき)がつく。
ブーロに5ドル、アリエロに10ドルだ。ギア(ガイド)は1日80ドルくらいは請求される。
ちょっとした山に入ろうとすれば、最低5日くらい過ごすことになる。サンタクルスなどは7日間だ。
(ブーロ3頭、帰りは2頭+アリエロ)×5日=$115。

5日というのは、登りで2日、麓に戻る日1日。下りに迎えに来てもらうと、前の日からだから登りで1日、
荷物を載せて戻って1日、という計算だ。ポルテアドール2人×7日=$350。
もしギアを雇ったら、サンタクルスの場合なら100ドルとして、プラス$700。

私たちはギアなしだったから、この7日間二人で500ドル弱、一人2万5千円で楽しめたのだ。私たちには払える金額だ。
彼らの収入としてはすごいことになる。

英語を話す人はあまり多くないのだが、大学を出て、英語を話す人が月収50ドルと聞いたこともある。
たぶん月収100ドルがいい方だと思う。ペルーの山に登って彼らの経済を助けようではないか!

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