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山行報告


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読み物・エッセー : ペルーのお話 その11 宿・住居
投稿者: admin 投稿日時: 2007-1-4 23:23:16 (971 ヒット)

その11 宿・住居

南米の国々などの旅行では、移動する時がもっとも危険が高くなる。
大きな荷物を持って、食事やトイレ、睡眠をとらなければならない。
全財産をしょってカタツムリのようになるのだ。
遠くの町に移動するときには、交通機関のやや安全が保たれている状態から、いきなり街中に放り出されることになる。

たとえば飛行場の出口などは、特に日本人のように無防備な人たちは絶好のカモになる。
だから素早く安全な宿にはいることが必要なのだ。宿を探してうろつくなどは避けなければいけない。
ホテルに入り、部屋の鍵を閉めれば一応安全圏といえるだろう。信用のある宿であることが条件だ。
でも、フロントに預けた大金が消えてしまった、という事例もある。
それはアフリカのナイロビの話だが、その街では有名な高級ホテルでの事件だった。
金をかければ安全とも言い切れない。

南米の宿は、「世界標準」から言えば安全といえるかも知れないが、それでも鍵は頑丈な上に、
庶民の住居にも鉄の扉がつけられるのが普通だ。
田舎の方に行けば、日干し煉瓦の厚い壁に鉄格子のついた窓と鉄の扉が付く。さらに田舎になると、厚い板の扉になる。

建材としての木材は、日本の杉のような針葉樹がないので、ユーカリなどを使う。
梁や屋根材はその貴重な材木を使うので、二階建ての住居はあまり多くない。
少し金が貯まると、外壁は漆喰できれいに塗るようになる。
床がなく、ベッドなども地面に置く。窓は部屋ごとにあるのではないから、家の中は暗い。
もっとも貧困にあえぐ人々の住まいは、むしろのような物で壁や屋根を作り、竹みたいな材で
それを支えて囲いを作っている。

ワラスの街の宿は、もちろん水道もあり、トイレも水洗だから、鉄筋コンクリートの建物になっている。
いくら安ホテルとは言っても、建物の入り口は鉄のドアで、部屋にはきちんと鍵がかかるのでなければ
ツーリストを泊めることはできないだろう。

その街の中でも庶民の家屋は、普通、間口が10m、奥行きが20mに区画されているようで、
古い家屋がついて2~5万ドルということらしいが、日本で言う「相場」という考えが厳密ではないらしい。
不動産屋もない。ワラスの土地の値段はペルーで一番高いそうだ。
カナダの鉱山があって彼らが高い金で土地も買うからつり上がっていると言うことだ。

ワラスではひどい目にあったツーリストの話はあまり聞かない。泥棒や強盗の話は多くはない。
でも、宿はひどい。ネズミが出るけどシャワーは出ないというのもあるし、無愛想な応対は普通にある。
安いのだからがまんするしかないのだろうか。高級ホテルは一泊70ドルもする。
でも経験がないから、そこでのサービスはどれほど高級なのか分からない。

ベタニアは7ドルだ。清潔なベッドとお湯の出るシャワーがあれば満足しなければならない。
さらに台所を使うことができるならもっとよい。それはベタニアしかないようだ。

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