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山行報告


よみもの


07月 : 知床岬へ
投稿者: admin 投稿日時: 2009-11-6 12:57:00 (2943 ヒット)

2009年7月25〜31日

知床岬へ〜知床半島縦走〜

I藤K太,S津A子、Y田S

7/25(雨)  停滞
7/26(曇)  羅臼〜バス〜相泊[海岸]〜ウナキベツ沢[踏跡]〜知床沼
7/27(ガス) [稜線 藪] 知床沼〜814
7/28(曇→雨)[稜線 藪+獣道] 814〜410コル
7/29(曇)  [稜線 獣道・草原]〜知床岬[草原]〜アカイワ川側の番屋前[海岸]
7/30(曇)  [海岸]〜モイレウシ側の番屋脇
7/31(曇)  [海岸]〜相泊〜ヒッチハイク〜羅臼

・稜線
1.5日は藪をこぐ。2-3mの松の上を渡り歩いたり、くぐったりと前は見えない。27-28日の行程は目印踏み跡な
ど何も期待しないほうが良い。視界50m程ならば迷わないような地形。28-29日の1.5日はとてもよく踏まれた
獣道。

・海岸
巨岩を歩いたり、くぐったり、浅瀬を渡ったりと海岸だけでも、とても素晴らしい山行。高巻き以外はほとんど
道はない。以前あった高巻き時のロープ・支点は一部撤去されていた。知床財団により、海岸の残値ロープは全
て回収されるかもしれないとのこと。

・熊
在住30年来の地元の方曰く、「かつてないほど羆が、里に出没している」そうだ。29-30日下山時に計4匹に遭
遇。何れも笛、鈴、声かけに動ぜず。人を気にしていないように見受けられる。今回のように極近距離にまで近
づいた場合、熊の気分次第なので、熊除けスプレーがないことで無力感を味わった。羆の扱いに長けた知床財団
のレンジャーの方も携帯を勧めていた。羆と同じ方向へ行く場合、羆の移動方向を制限してしまわないようにと
も言われた(=かなり距離を空けたほうがいい)。

・気候
羅臼、斜里で天候がちがう。羅臼側は曇りが多く、斜里側は比較的晴れるようだ(年間300日)。28日以降は稜線
でも斜里川の天気のようで、ガスはひどくなかった。

・入山に際し
相泊に入林届け受付有り。また、船での上陸が禁止されていますが、離岸は可能なため、船で帰ることができま
す(要チャーター)。

■コメント S津
知床は、藪藪藪こぎ、、、ハイマツの藪漕ぎ・時間がもう少し短かったら。でも、あのバテテ不機嫌になるほどの
藪漕ぎと、水を背負って縦走したからこそ灯台が見え、海が見えた時に凄くうれしかったのかも。帰りの浜ルー
トも、磯遊びなどをしながら帰れてとても楽しいし。でも、熊に見つめられた時にはもうダメかと思うほど恐か
ったけど!初めての夏の北海道。今回、ずーと行きたかった大雪の縦走と知床の縦走に行け、とても充実した山
旅でした。
機会があったら残雪期に知床尾根ルートを訪れてみたいと思います。(熊が冬眠から覚めていて凶暴かな?)いろ
いろあったけど今思うと楽しかった!知床は、LのI藤君、Y田君がいたからこそ行けたルート感謝します。

■コメント Y田
知床岬の縦走ルートはハイマツがすごいと聞いていたので積雪期にしか行けないもんだとばっかり思っていたが、
今回I藤さんの計画を聞き「これは!」と思い参加。行っておいてよかったです。以下感想。ハイマツ漕ぎは、
磁石で方向を見失わないようにまっすぐ進むのが良いみたいだが、やはり少しでも藪の弱点をついて進もうと(と
いうか楽に進みたいだけか)してはルートから外れる、を繰返す。結局まっすぐ進んだ方が早いのかなぁ…I藤さ
んの磁石使い方講座を受講して勉強。よく考えたら山岳会にいるのに、磁石の使い方ってかなりテキトーで自己
流。ナントカセネバ。

しかし強烈だった。全身、特に腕はマツヤニでドロドロ。ズボンに穴は空くわ、とにかく大変。靴の中はずーっと
濡れたままでふやけまくりだった。藪漕ぎの間の2泊は水場が全くなく、2日目は水不足でけっこうヤラレマシタ。
こんな状況を想定しての訓練も必要かも。しかしS津さんはなんであんなに水を飲まなくても行動できるのだろう
…光合成でもしてるのか?

そして三日目の朝、霧の中に立つ、新しく塗りなおされた知床岬灯台を森の中から見つけたときは達成感でいっぱ
いだった。 さーあとは通い慣れた海岸線ルートで海産物三昧だ!と思ってたら、知り合いのばーちゃんは怪我して
帰っちゃったし、寒くて海に入れないし、
5年以上知床に通って一度も遭ったことのないヒグマに二日連続で遭遇するし…なかなか最後まで飽きさせない
知床でした。次は冬かカヤックかウトロ側から一周か?まだまだ知床通いは続きそうです。

■コメント I藤
岬での外来植物の駆除、それに追い立てられ海に逃げた毛も揃わない雛、人に慣れた羆、弱い植生の知床沼。
一人では弱い、そんな人間が自然を変えた。喪失感と達成感。でも心から素晴らしい旅ができた、かけがえ
の無い思い出。


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