メインメニュー


山行報告


よみもの


03月 : 八ヶ岳東面 赤岳天狗尾根
投稿者: admin 投稿日時: 2009-4-23 17:37:04 (1394 ヒット)

2009年3月14〜15日(土日)

八ヶ岳東面 赤岳天狗尾根

L,K玉T彦(記)、S津A子、M中K哉

■3/14(土)雪〜曇り〜晴れ
13:00美しの森駐車場〜16:00出合小屋〜(偵察)〜17:00出合小屋〜20:30就寝

予報では土曜の午前中まで雨。当初の予定の天狗尾根でのテント泊を変更し、土曜午後行動開始で出合小屋泊、
日曜にワンデーアタックとした。駐車場に着いたころは、みぞれ〜雪がちらついていたが行動開始するころには
ほとんど上がる。林道から川沿いの道に入ったあたりではラッセルしても全然抵抗がない20cmの軽いパウダー。

川の流れは激しく、悪い徒渉や徒渉できずに巻きなどを繰り返して出合小屋まで3時間。
本日の小屋泊まりは駐車場で会った先行の2名とわれわれ3名のみ。贅沢に小屋を使わせてもらう。その日は天
狗尾根の取りつきを偵察し、20:30小屋内テントで快適就寝。



■3/15(日)晴れ
4:10出合小屋〜7:30カニノハサミ〜12:30大天狗〜13:30大天狗(下降)〜16:00カニノハサミ〜18:00出合小屋
〜20:30美しの森駐車場

夜の間風が強かったので前日偵察のトレースはすっかり消えていたが、月明かりのおかげで方向を見失うことな
く偵察どおりに尾根に取り付く。

尾根上の雪は、乗っても割れないクラストと、腿まで埋まるモナカ雪が交互に現れる。モナカ雪が手に負えず、
アイゼンからワカンに替えるも、ちょっとした岩を超えるのに結局アイゼンに替え、そのままアイゼンでモナカ
雪と格闘。吹き溜まりでは軽い雪があり時折胸ラッセル。岩場らしい場所にでるまで3時間以上要する。



カニノハサミは左からちょっと悪いトラバースで巻く。ハサミの間を直登しても面白そうだ。直後の木の生えた
岩はフリーソロで登るも、ちょっと悪いので上からロープを垂らす。次の岩壁を前に、右下にFIXロープが見え
る。S津さんの情報によると、ロープをたどって雪壁を登って岩場を巻くルートがあるということ。ただし、そ
こまでの下降にロープを要する感じ。ここは岩壁を登る。直登はするには傾斜がきついが、一旦左にバンドを登
ってから右に登ると簡単そう。実際、尾根への乗越がちょっと難しかっただけで難なく通過。



雪の樹林帯を登り、次の岩稜は右に巻く(ここは巻かずとも、稜線通しで登れそうだった)。巻いた後の雪のつい
たルンゼはM中さんにリードを託す。ルンゼ上部でピッチを切り、そのままツルベで岩稜を登る。
いよいよ大天狗、小天狗が視界に入り、主稜線も目前に迫る。赤岳山頂にいると思われる登山者の声も聞こえる。
大天狗は、海苔を貼ったように雪氷が張り付いていてバラバラと落ちてくる状態。
登るのか巻くのか?右のバンドを拾ってトラバースすると巻けそう。左肩もバンドを登ってその上でトラバース
できるように見えた。

ということで1ピッチ登ってみる。1ピッチ目の終了点にはハーケン3枚でこしらえた支点や、見える範囲には
その他残置がたくさんあったので正解ルートのように思えたが、手袋とアイゼンではトラバースもできず、上に
越えることもできずに無念の下降。右のバンドに渡来するという選択肢もあったが、そこでまた詰まった場合や、
抜けたとしても下山が遅くなることを懸念して敗退を決める。

その後は登ったルートを忠実にたどって懸垂下降&トラバースの後、モナカ雪の尾根下降2時間で出合小屋。
ここまではヘッデンなしで下山。出合小屋からはヘッデン下山。前日林道に積もっていたパウダーは見る影もな
くクラストしていた。黙々と2時間歩いて駐車場に到着。今年一番のラッセルとモナカ雪に泣かされた16時間
20分の行動はさすがに応えた。



■M中コメント
今回は大天狗を前に時間切れ敗退。遠見尾根、横尾尾根、仙ノ倉北尾根と続いて計画どおりとはならなかった。
自分にまだそれだけの実力がないというのが一番だろう。しかし、山を知るという意味ではむしろ良いことのよ
うだ。
どの山行でも名残惜しく頂を振り返る。快晴の何も語らない八ヶ岳山稜。「あぁ、山はやっぱりすごいなぁ。自分
はなんて小さな存在なんだろう。」と胸にグッとくる。
今回はそれに加えて数日前から体調が良くなく。仲間に迷惑をかけた。バリエーションルートの傾斜のある雪稜、
ラッセル、ロープワーク…。普通以上にからだに堪える。課題山積である…。

■S津コメント
今回、出合い小屋までの道のりで、渡渉が出来ない所があり(前日雨の為)、いつも2時間弱で行くのに3時間も
かかってしまった。まあ今日は、出合い小屋までだから少しぐらいおそくなっても安心。
K玉くんと、M中さんは、初めての天狗尾根。行く前に、W君に二人の楽しみを奪っちゃいけないよ、っと言わ
れていたのでラッセルは、少し交代したがルートに関しては殆ど口を出さなかったつもりだ!なーんて、前に行った
時と雪の付き方が違っているのもあるのか、あまり覚えていなかったのだ。何回登っても新鮮な気分でいられる
なんて、喜んでいいのか悪いのか。

印刷用ページ このニュースを友達に送る
投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。
投稿者 スレッド


Copyright(c) 1997-2003 OCEAN-NET All Rights Reserved.
Powered by PHP + MySQL + Apache + Xoops2