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山行報告


よみもの


05月 : スキー(の意味がない)黒部なんちゃって横断
投稿者: admin 投稿日時: 2008-7-14 13:42:49 (1693 ヒット)

2008年5月1〜6日

北ア:スキー(の意味がない)黒部なんちゃって横断

ルート:赤岩尾根〜鹿島槍〜牛首尾根〜S字峡〜雲切尾根〜池の平〜剱沢〜室堂乗越〜立山川〜馬場島

メンバー:S山W

とりあえず、本文のみ。写真はのちほど。

昨年のGWに引き続き、「黒部なんちゃって横断」してみました。当初の計画では、剱沢には集中日の2日前につ
いて、周辺をスキーで遊びつつ、ついでに長次郎雪渓ピストンで剱を踏もうと思っていたのですが、長いスキー
を持っていったため、ヤブに引っかかり牛首尾根の下降スピードが大幅ダウン(ショートスキーにすればよかっ
た・・)。

結局、予定の2日遅れで剱沢に到着、スキー遊ぶ時間も、剱に登る時間もなくなってしまいました。がっくし。
牛首尾根の下降は難しいです。地図とコンパスをあんな真剣に眺めたのは初めてかも。ヤブもきついです(少な
くともスキーを担ぐ身にとっては)。

■5/1:晴れ後曇りのちガス
大谷原8:00〜赤岩尾根〜冷池山荘18:30

前夜、松本駅でステビバ。始発で信濃大町へ。タクシーで大谷原へ。
ザックにスキー板、ブーツをくくりつけ、サンダルで歩き出す。30分ほど歩くと雪が出てきたので、ブーツに履
き替えシールで進む。林道終点から赤岩尾根に取り付く。

GW前半のトレースを期待したが無かった。重荷と腐れ雪ずぼずぼラッセルでバテバテ。隣の西沢をシールで登
れよかったかも、と今になって思うがバンバン雪崩れていたのでそれも怖い。予定では布引山付近で幕営だった
が、とてもじゃないがそこまで届かず、誘惑に負けて小屋泊とした。小屋のおにーさんに、「もっと早く到着して
ください」と怒られてしまった。すいていたの一部屋を占有して使えた。素泊まり5800円。

■5/2:曇りのち晴れ(時々ガス)
冷池山荘7:30〜鹿島槍南峰10:00〜牛首尾根〜待機10:30-13:30〜H2300付近BP17:00

ウダウダしていたら小屋の最後の客となってしまった。鹿島槍南峰をめざす。一部シールが使えた。山頂からは
視界良好。スキーで下降しようと思ったが準備中にガスってきたのでツボで下降。100mも下るとホワイトアウト
になってしまった。仕方がないのでテントのフライをかぶってじっと我慢の3時間待機。このまま晴れなかった
らどうしよう、登り返して山頂で幕営しようか、などとあれこれ考えていたら突然晴れたので行動再開。牛首山
まではガスったり晴れたりで視界が安定しないが、稜線が明確なので迷いそうな箇所はない。牛首山を過ぎてか
らはスキーで下る。H2300m付近の尾根の分岐を確かめてからテントを張る。防寒用として、テントの下に松葉を
敷き詰めたが、シュラフカバーだけではけっこう寒かった。

■5/3:晴れ
BP8:00〜H1600付近でウロウロ9:00-12:00〜H1500付近でウロウロ13:00-14:30〜H1350m付近建物廃墟16:00

ツボで下る。H1600m付近から雪が少なくなり藪尾根となる。藪にスキーが引っかかり下降スピード大幅ダウン。
さらにルート迷いでウロウロして3時間のロス(間違っていないのに間違ったと思い100m登り返す(アホ))。

さらに1500m付近でも中島さんに情報をもらっていたにも関わらずルートミスをおかし、3方向に分かれる尾根
の左に行かなければならないところを右に引き込まれる。おかしいと気がつくが、とりあえず空身になって偵察
にもう少し下降してみると、なんと木の棒が×印に針金で組んである。こんな山奥でどういう意味だ???多分
ダメということなんだろう、と解釈し、登り返し、さらに空身で1.5時間ほどウロウロ偵察してからルンゼをト
ラバースして目的の尾根に戻る。いまいち確信がもてなかったが、意を決して下ろうとしたら、なんと赤テープ
発見。神様に見えました。

ヤブを下ると、H1350m付近に建物の廃墟を発見。快適そうなので行動停止。幕営。水も取れ、フキノトウも取り
放題、焚き火も出来た。

■5/4:晴れ
廃墟6:00〜S字峡10:00〜雲切尾根取り付き〜1600付近のコル
朝一番でナイフリッジを通過する(グラグラのコンクリートを馬乗りになって越えた)。さら激ヤブを下降する。
所々に針金やパイプの残骸が落ちている。汚らしいがルートを間違っていないという目印になる。相変わらずヤ
ブにスキーが引っかかり煩わしい。

10:00牛首尾根末端にドンピシャで到着。懸垂下降したという記録も読んだが不要だった。ナイスルーファイと
自画自賛。しかし東谷を眺めて絶望。この激流、どうやって渡渉すればよいのだ!?最悪登り返しかよ?その時
はスキーは捨てよう、と半分本気で考えた。

しかしよく観察すると渡渉できそうなポイントがあるので、そこに賭けることにする。5mほど上流の岩にロー
プを固定し、そのロープを掴んで空身で渡渉すると、あっさり成功。対岸にもロープを固定しロープがV字形に
なるようにしてから、荷物をとりに戻る。ザックを背負ってロープを掴み再度渡渉。ふ〜、本日の核心終了。や
れやれ。ちなみに靴は脱いで靴下で渡渉しました(裸足では滑るので)。ロープは川幅分だけ切断残置。

その後、若干のヤブコギでつり橋へ到着。必要はないが、せっかくなので記念に橋を往復する。足元の黒部川を
眺めつつ、けっこうな高度感を楽しむ。
そこからは、黒部川沿いの作業道を歩き仙人ダム上から黒部川を渡る。さらに、仙人谷を渡渉し(ロープ不使用。
足元は靴下)雲切尾根に取り付く。下部は夏道が使えて楽チン。雲切尾根H1600付近のコルで幕。

■5/5:曇りのち雨のち嵐
BP7:40〜近藤岩11:00〜剱沢小屋前15:00

シールで登ってガンドウ尾根へ合流。さらにシールで池の平方面へ。適当なところから北俣にドロップ。あっと
いう間に近藤岩へ。そこからチンタラ登ってずぶ濡れになって剱沢小屋のテントサイトに到着。ほんとに皆いる
のかしらん、天気悪いし帰っちゃったのでは?もしくは小屋に避難しているのでは?なんて思っていたけど、大
雨の中みなさんテントで宴会していました。石原テントにおじゃまし、たらふく飲み食いする。ごちそうさまで
した。

■5/6:快晴
剱沢小屋〜剱御前小屋〜室堂乗越〜立山川〜馬場島12:00

室堂に下る皆と別れて、室堂乗越から立山川に滑り込む。上部は固めだがまあまあ快適にぶっ飛ばせた。下部は
デブリだらけ。堰堤でスキーはおしまい、あとは担いで馬場島までてくてく歩く。下界は春爛漫でした。

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