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山行報告


よみもの


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05月 : 北ア 剱岳 八峰縦走
投稿者: admin 投稿日時: 2007-5-10 19:58:22 (6291 ヒット)


■5月4日(快晴) *A久*
昨日よりも随分ゆっくりの4時半出発。今日はヘッデンじゃないぞ!薄明かりの中、行動開始。
6峰に向かってイキナリの約150mアップ雪壁登りから始まる。最初、昨日通過した2人Pのトレースがあるので
ザイルを出す必要は感じなかったけど、雪壁を登るに従って傾斜は増していき、最後にはトップのT城リーダー
がスタンスを作り直しならの登高を余儀なくされる。結構な高度感を味わい、落ちたらイチコロだなーなんて緊
張しつつ、なるべく下を見ないようにしていたのだが、M尾さんはさすがの余裕で五竜から昇る朝日をカメラに
収めたりしている。



いよいよ出てきたナイフリッジをカニ歩きで通過し、見晴らしが良い斜面をひと登り。後方に広がる八つ峰前半
の峰々を従えながら6峰手前の小ピークにかかる。こんな優美なラインに土嚢残置ばかりする訳にはいかないの
で、ここはスタカットとし、T城さんのリードで約10mのクライムダウン。2番手はA久が下降し、直ぐ先の6
峰を先回りして偵察。トポでは懸垂だけど、ここも例によって支点は雪の下で捜索不可能。S津さんの到着を待
ちスタンディングアックスでビレイしてもらって約40mのクライムダウン。ランナーはスノーバーとかろうじ
て露出しているピナクル。トップが降りた頃は雪もカリカリで楽勝だったが、6時を過ぎると徐々に朝日を受け
雪が緩んでくる。最初に決めたスノーバーも全員が通過する頃にはゆるゆるで信頼性は???。

7峰はT城Lリード。このあたりにくると極細ナイフリッジのオンパレード。T城さんは落ちるなら長次郎谷側
と言っていたけど、ただじゃ済まないだろうな。まずはナイフリッジの右側を10m水平に進み、稜線を左に乗
換え5m進んで10mの不安定な雪壁をクライムダウン。

続く8峰へはグズグズの雪壁登り。岩や潅木が出てくるが、逆に足元はボロボロ崩れ落ちていき気持ちが悪い。8
峰のてっぺんはナイフリッジで安定した場所が全然ない。一番に到着したA久がルート工作。皆が来る前にナイ
フリッジにトレースを刻むが、先の3mクライムダウンがイヤラシイので、戻って3人分の足場を刻み、S津さ
んを待ちビレイをお願いする。スノーバー、デッドマンなど、パーティーが装備する全ての武器弾薬を手にして
リード。最後は中間支点を全て使い果たし、泣く泣く片方のアックスを中間支点にとり、何とか安定した場所で
ビレイの体勢をとる。無事に全員通過し、最後ひと登りで八つ峰の頭にゴールイン!!

天気は快晴!正面には真っ白に雪をまとった剣岳がドドーンと鎮座している。右肩から伸びるスカイラインには
クライマーがアリの行列の様に続いている。今日の源次郎は大渋滞の模様。景色を堪能していると次々とガイド
Pが登ってきて、八つ峰の頭もあっという間に人口密集地になってしまった。最後は約40mの懸垂で池の谷乗
っ越しへ降り立ち我々の八つ峰登攀が終了した。
剣岳頂上では祠の前で恒例の組体操写真を取ったものの、風とガスが出始めたので早々に下山に掛かる。


お約束のポーズ

早月尾根への分岐付近で懸垂。通常、氷化してヤバイ箇所らしいが、雪が多く、バケツトレースに近く懸垂なん
て大袈裟な、とタカをくくっていた。でも降りてみてビックリ。先行P が随分長い休憩とってるなーって思って
いたのだが、なんと1時間前にこの場所で仲間が滑落して救助隊との連絡の為にずっと待機しているとの事。こ
のPは懸垂をせずに下降しようとして1人が滑落してしまったらしい。早月小屋で分かったが、この事故で800m
滑落したが、無事に救助されたそう。主人の話では、この場所で滑落したら、ほぼ助からないらしい。とにかく
良かった。

この後、長い長い早月尾根の下り。長時間労働の疲れが出始めたので2人ペアのコンテで行動。早月小屋までで
行動を終了。明日はゆっくり降りるだけねという事で、小屋でビールを仕入れ、持ってる酒、つまみ類を絶滅さ
せて就寝。

■5月5日 (晴れ)  *S津*
今日の歩きは馬場島までなので5時に起きてゆっくりと支度する。
小屋の前に鯉のぼりがあったので(今日はこどもの日)鯉と一緒に写真をとってから歩き始める。丸山山頂にけ
っこう大きなクレバスが開いていた。景色に見とれていると落ちてしまいそうだ。
1600m付近で夏道が、所々出てきているのでアイゼンを取って歩き始める。
途中でイワカガミが咲いていて目を楽しませてくれる。他のお花は咲いていないのかなと思ったら、カタクリの
群生に感激。その他にもタムシバ、エンレイソウ、イカリソウ、山桜などなど一気に春爛漫の世界に歩みが遅く
なる。
馬場島ではタクシーが待機していた。途中で剱をバックに記念写真を撮ってもらったりしながら富山まで行って
もらう。(わがままな客だなー)
富山で4日間の汗を流し、萩原君に教えてもらったお鮨やで、富山のお魚と日本酒をたらふく飲んで食べて帰途
についたのでした。(岩トレ帰りの壮行会もすごかったけど今回も皆の飲む量にビックリ(@_@;))

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